「人形町今半」流「ふわたまご飯」の作り方
元々は店の人が食べていたものだったという。
「締めに美味しい食べ方があるんだよね」と言って、副社長の高岡さんが自ら作ってくれたのが始まりだった。
以来ハマり、いつの間にか表メニューとなった。
家で作ろうにも、コツがあって、なかなか難しい。
用意するものは。
すきやきを食べ終わった後の鍋
木しゃもじ、もしくは木ベラ
片口
生卵
割り下
山椒
青ネギ少々
ご飯 以上である。
- 片口に卵を入れ溶く。すき焼き鍋に火をつける、中火
- 鍋に割り下を注ぎ沸かす。それまでの割り下が残っていてもいいが、できれば焦げは取っておく。(下品な迫力が欲しい方は、焦げを残すのもいい)
- 溶き卵を流し入れる。そそぎ入れる量が調整できる片口や軽量カップのようなものが好ましい。最初はしゃもじで受けながら全体に満遍なく行き渡るように調整し、最後は全部流し入れる。
- 大きな泡が立ってきたら混ぜる。
- この混ぜ方が最も大切で難しい。
- 「混ぜすぎてはいけない。こまかくなってはいけない」と心に命じながら混ぜて行く。具体的には仕上がりが、スクランブルエッグのようになってはいけない。卵がゆるく団結するよう、しゃもじの背を使って鍋の向こう側に寄せるようにして動かしていく。
- 少し早いかなくらいの段階で、火を止める。
- しゃもじでそっとすくい、熱々ご飯に乗せる。
- 粉山椒をかけ、青ネギをのせる。
- ご家庭でやるなら、色は悪くなるが、めいめいが肉を漬け卵とあたらしい卵を混ぜるとぐっと味が深くなる。
- 最後の写真のような、食べた時の半熟具合が好ましい