温かいそばにおける卵とネギの問題。

食べ歩き ,

かけそばの甘汁に、卵の黄身が溶けていくのが、嫌い。
黄身とつゆが混ざって、味がぼけてしまうからである。
それなのによく、月見そばや天玉そばを頼んでしまう。
かけそばに、最初からかかっている葱が、嫌い。
最初の生々しいのは、よそよそしいし、時間が経ってふやけ、役目を終えて、「昔は葱でした」という存在もよろしくない。
理想は、かけて10秒ほど経ち、「シャキ感は残しつつ、つゆとようやくなじみました」である。
この悩みを、JR系の立ち蕎麦屋、「いろり庵きらく」の朝そばは、解消してくれる。
具は、きつねにわかめ、半熟玉子と葱で、460円。
嬉しいのは、葱と玉子が別盛りで出されることにある。
葱は適時かけ、10秒ルールを常にキープできる
玉子は、その器につゆを注ぎ、七味と胡麻をかけ、つぶして食べる。
さらに黄身が溶けたつゆにもそばを入れ、澄んだつゆと交互に食べるのも楽しい。