〈神戸ディープシリーズ第四弾〉
今朝の朝食は,阪急六甲道にある、創業75年の「彦六寿司」の太巻き1100円。
80歳近いお母さんが巻いてくれた太巻きは、巻きが柔らかすぎず,硬すぎず、薪炊きご飯を思いやった巻き具合だった。
香り高い海苔に巻かれた中身は,極薄の薄焼き玉子、食感を残した茹でたて三つ葉、椎茸飴煮、煮穴子、高野豆腐、玉子焼き.干瓢の白煮という布陣で、それぞれの味わいを細やかに主張しながら,馴染むことを肝に銘じている。
その中にあって三つ葉の香りが、太巻きにとっていかに大切かを教えてくれるものだった