金沢「片折」 毎日食べたい。 2023.02.11 食べ歩き , 割烹 , 石川 , 果物 , 和菓子 Tweet 苺大福である。 どこにでもある、苺大福である。 口に運べば、赤ちゃんのほっぺに口づけしたようなときめきがあって、愛おしい気分になる。 歯がふんわり包まれると、「かおり野苺」が顔を出し、甘く、酸っぱいエキスを流し出す。 そこへ大納言のあんこが、丸く深い甘みを忍ばせる。 餅の厚み、苺、あんこ。 それぞれの量が精妙に計算されて、均整美を編み出し、心をゆっくり溶かしていく。 こんな苺大福なら、毎日食べたいと思う。