鳥羽「太助」 ウニの殻にうず高く盛られている。 2015.08.10 食べ歩き , 和食 , 三重 , ウニ , すし Tweet 丸い姿は愛らしく、オレンジ色の手毬でもある。 それは、鳥羽で長年海女を務め、引退した80数歳のおばあちゃんが作った焼きウニだった。 ガゼウ二を殻に盛り上げて詰め、焙烙で焼きあげる。 完全球形となった仕事が芸術品である。 食べれば雑味が一切なく、澄んだウニのうま味だけがどうっと押し寄せては消えていく。 すかさず燗酒で迎え撃ち、陥落した。