名をDFSサンドという。
ソーセージ、ベーコン、紫キャベツのコールスロー、赤タマネギ、マヨネーズ、マスタードが挟まったNYスタイルのサンドイッチである。
口をあんぐりと開け、アムッとかじりつけば、バンズに食い込んだ歯はシャキッと玉ねぎに当たり、コールスローの酸味をしたたらせながら、ソーセージの旨味に到達する。
そしてマヨネーズが口から溢れ、マスタードが舌をキックする。
こう書いたのが、それらが瞬時にして口の中で起こるのであった。
「あわわわ」と言いながら、もう何も考えずに「うまいっ」と叫ばせる。
そんなサンドイッチなのである。
DFSと言う名の由来は、ご覧のように溢れているので、食べようとすると、収まりきらない肉汁やらキャベツやらマヨネーズが、飛び出し流れ出て、手を汚していく。
それを食べた生粋のNYっ子である主人が、「OH! This is Duty F○○○ing Sand
」と名付けたからだとか。
だからこそ、これは手を汚すのを気にせずに、いや手をあえて汚しながら、ワシワシと食べるのがうまい。
相手はもちろん、ブルックリンラガーだね。
幡ヶ谷「フリーマン食堂」にて。