東京とんかつ会議 第183回 田町「ツキウマ」上ロースカツ1600円
肉2油2 衣2 キャベツ2お新香2ソース2味噌汁3 ごはん2 特記なし17点
林SPF豚という病原菌がない特殊な豚品種のSPF豚を千葉で育ている豚肉を使ったとんかつである。
蒲田の「「檍」、「丸一」、代々木上原「武信」、神楽坂「さくら」、目黒「こがね」、神田「丸山吉平」など、都内でも多く用いられている。
おそらく160g以上あろうかという堂々たるトンカツは、粗いパン粉がつけられて登場する。
肉の肉質はきめ細かいものの、味が弱く香りも乏しい。
噛んですぐに味が消えていく。脂からも甘い香りは漂ってこなかった。
衣は、高温で揚げたであろう濃い色合いだが、肉にびったりと密着している。だが衣が粗く、衣が主張しすぎで、バランスがよくない。
写真右端の部分は、衣が固まって固くなってしまっている。より丁寧な衣のつけ方を願う。
油は、白締油であっさりとしているが、この衣とのバランスはいい。
お新香は浅漬けで、胡瓜薄切り、キャベツに人参2切れと、ちと寂しい。
味噌汁は豚肉と油揚げの豚汁で味噌の香りがし、キャベツは紫蘇入りである。
ご飯は昼の営業の終わり頃に行って、蒸れくささは感じさせないものの
、もう少し甘みが欲しいところである。
点数は低い。他店と比べて可もなく不可もなく、この点数となったが、量を考えると、お値打ちのトンカツである