春とは、そんなものかもしれない。 2020.03.27 食べ歩き , 富山 , 甲殻類 , 豆 , しる汁物 Tweet 春が、揺らいでいた。 ふくらみのある豊かなお汁を一口。 薄豆豆富を崩し、炙った甘エビを齧り、合間にふきのとうをいただく。 豆富を舌でつぶせば、ゆっくりと柔らかい甘みが芽生えていく。 その甘みは豊かなれど、はかなく、その甘みは、心を包み込むような大きさがあるけど、するりと逃げていってしまう。 春とは、そんなものかもしれない。 富山「ふじ居」のお椀。