ユリ根が、バターを厚く着込んで輝いている 2017.04.17 食べ歩き , 東京 , フランス料理 , 根菜 Tweet ユリ根が、バターを厚く着込んで輝いている。 箸で崩せば、ほろほろり。 その1〜2片をつまんで口に運べばどうだろう。 大地の甘みがバターのコクと抱き合って、溶けてゆく。 素朴な土の命が、バターにまみれて色気を醸す。 気高さと艶が入り混じった甘みとなって、舌をたぶらかす。 ああ、いいよ。僕は君の魅力に、堕ちてゆく。 星のや東京、浜田シェフの料理。ウワミズザクラの酢漬けを添えた、ユリ根のムニエル。