食い意地とは違う性格。

食べ歩き ,

空港内のレストランには、期待していない。

だが知らない、気になる店を見かけると、無意識で入って注文している自分がいる。

仕事の性格上、ただしき行為であるが、情けなくもある。

羽田空港で「十割そば」という言葉に惹かれて、店に入ってしまった。

十割ということを十割も信じていないのに、入ってしまった。

もり蕎麦を頼むと、先に熱い出汁と水が出され、ほどなくしてもりそばが運ばれた。

日焼けしたのか、色黒である。

そのまま何もつけずにたぐると、蕎麦の甘みはほかにあるが、香りはどこかに置き忘れてきたらしい。

また蕎麦を勢いよくすすれない人のためか、時折短い側が混入していた。

石臼挽きで、蕎麦殻も放っているということで、そばには星が点在している。

次につゆにつけて食べた。

蕎麦つゆは、万人のことを思いやり、お子様にも喜んでもらえるよう、甘辛いというより、甘い。

薬味は、ネギ、わさび、少量の海苔と糸鰹節、胡麻と盛りだくさんである。

おそらく会議で、「いろいろな食べ方をしてもらって楽しんでもらいたいと思います」という熱意あるプレゼンが通ったのだろう。

だがおじさん的には、糸かつおもゴマもいらない。

でも残す勇気はなく、全部をぶちこんで食べてみた。

もりそばが1200円、なんと細川(1080)より高い。都心で言えば、「玉笑」、1100円より高い。

テナント料が高いのだろう。

頑張ってね。

 

<高いか安いのかわからない>

帰りもまたやらかしてしまった。

函館空港の簡易レストランで、「五島軒」監修の言葉に惹かれて、カレーを食べたのである。

「FLIGHT FRY」という駄洒落?の店である

これも会議で誰かが放った店名がウケたのだろう。

カレー1700円。
いくら五島軒監修とはいえ、イートインコーナーでの値段としては、高い。
カツカレー1980円。
カツがついて、たった200円の格差は安い。
悩んだ挙句、カレーにした。
五島軒の皿で出される。
たっぷりのルーは、もったりとした洋風カレーで、香り、辛味、うまみのバランスがよい。
レトルト臭はなく、紡錘状に盛られたご飯が進む。
具は、ようやく豚バラの小さな塊を四個を発掘した。
1700円は高い。
だがカツカレーにすると、この四個は無くなるのだろうか?

それが気になって、また函館に来た時に食べてしまうだろう自分が怖い。