行く度に料理が増えている。
軽井沢では、ヘタにフレンチやイタリアン、寿司は食べない。
という主義の?の僕が、ここだけは通ってしまう。
フランス在住の知人が、「フランスよりおいしい」といったシャルキュトリー、「モンタニヨン」である。
ご主人のフランス肉料理への愛が満ちていて、一人で作っているのにこんなに増やしてどうするのと言いたくなるほど、東京でも食べることの出来ないような肉惣菜が、ずらりと並んでいる。
昨夜はブルゴーニュの名物、豚の肩と足のハムとパセリのテリーヌ、ジャンボン・ペルシュのサラダに、内蔵たっぷりアンドゥイエットにチーズをかぶせて焼いた皿を前菜にして(ジャガイモとベーコン、マッシュルーム炒めのガルニも素晴らしい)、主菜は、子豚の豚足の皮に、発酵させた子豚各部位のミンチを詰めたサボテ風のロティに、ディジョネソースをたっぷりつけてほおばった。
「トリッパのトマト煮のグラティネ、ペルノー風味」、通称工兵のエプロン、トリップのパン粉焼き「タプリエ・ド・サーブル」、「皮付きバラ肉とソーセージのバスク風煮込み」、「シュークルート」、「リードヴォーのビスクソース」「厚切りベーコンと鰻のマトロート」なんてのも食べたかったが、〆はやはりナポリタン。
「シャルキュトリー屋のナポリタン」と名付けられたそれは、7種近いシャルキュトリーが入っていて、麺よりハムとソーセージ類の方が多いんじゃない? っていいたくなる、嬉しいナポリタンなのだ。
行く度に料理が増えている
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