突き出しは、バイ貝だった。
煮え具合が、ピタリと決まっている。
お魚は、まずマコガレイとアジを切ってもらおうかい
マコはうまみが充分にあり、アジもいい。
背から3/2ほどまで切れ目をいれて造る仕事が、アジを生かしている。
次にゲソを軽く炙ってもらった。
お相手は、菊正の燗酒である。
続いて赤身を切ってもらい、赤貝のヒモをもらった。
鉄分つながりだな。
赤身の切り方もいい。
赤身で飲む。ヒモで飲む。
幸せが体の中から湧き上がってくる。
続いて鉄分つながりでカツオもいただいた。
この時点で、菊正二本である。
そろそろ握ってもらおうかい。
イカ、シマアジ、さいまき、蛸、シャコ、干瓢巻、かっぱ巻をいただいた。
握りもいい。
今夜は菊正3本、ビール中瓶1本飲んで、一万数千円。
お客さんは、常連のおじさん一人客ばかり。
彼らのことを考えると、絶対教えられません。
東京かそれ以外かも。