東京とんかつ会議146新宿「にいむら」ロースかつ定食1800円(定食)
【肉2油2衣2キャベツ3ソース1ご飯2味噌汁2お新香2特記なし合計16点】各項目3点満点総計25点
創業は昭和38年だという。40年前から存在は知っていた。幾度も店の前を通ったこともある。だが今まで一度も縁がなかった。
本店は2フロアに分かれていて、出かけた時間は11時過ぎだというのに、ほぼ満席であった。様々な客層がとんかつを楽しまれている。営業時間を見て驚いた。1030から深夜2時までやられているではないか。休み時間もない。全国のとんかつ屋の中では、間違いなく最長営業不倒記録だろう。人手不足の時代に、この営業努力は素晴らしい。
とんかつは様々な品書きがあり、例えばロースカツは、100gの「ロースかつランチ」1000円から、当課題の150g「ロースかつ定食」1800円 150g「黒豚ロース定食」2500円と幅がある。そのほかにも各種フライ物やハンバーグなどが用意がされている。
特徴は、揚げてから仕上げをオーブンで焼くという仕事で、神田の「万平」と同じ仕事である。よって油切れがよい。細かい衣は、肉に密着して良いのだが、一部噛むと剥がれてしまう。また両端以外の衣は、皿の設置面だけでなく、上側の衣も湿っていて、とんかつとしての魅力に欠ける。肉の味は濃く、この価格としてはいいだけにもったいない。油も切れはいいのだが、香りがやや乏しい。
おかわり無料のキャベツは、みずみずしかった。味噌汁はやや煮詰まっており、お新香は、柚子大根ときゅうりの浅漬け、きゅうりのキューちゃん風醤油漬け。これまたお代わり中のご飯も無難なところ。自家製ソースは、甘みと辛味がくどく、旨味が長らく舌に残る。
ヒレカツもいただいたが、ロースカツの方をオススメしたい。