夏をいただく。8/17京都「cenci」
1・ペルシュウ、枝豆のクレープとモッツァレッラ
当然ながら豚の深い滋味を口にねっとりと広げながら消え行くペルシュウに唸るが、温かいクレープの豆の甘み、暖められたチーズのコクと合わせると、さらに旨味が膨らむのであった。
2・インカのめざめのヴィシソワーズ、イカスミのタヤリン、明石のウニ、ペルシュウの切れ端を煮詰めた出汁と竹野酒造の米麹、すだちの皮
FB参照
3・内臓を取り出し、賀茂茄子のピュレと合わせ、再び詰めてフリットにした鮎。オクラと新生姜、オクラの花にトマト水(玉ねぎとパプリカ、酢入り)、
周囲にトマト水を作った時にできたカスと塩を混ぜたトマト塩。
肝がナスと出会ってエレガントな表情に。細く切った! オクラと生姜、トマト水の出会いも素晴らしい。
4・マグロの筋入り蛇腹を軽くソテー、アボカドとライム、香菜、エシャロットのソース 赤身のタルタル、カダイフ。
これまたやられた。マグロとアボカドという組み合わせはあるが、そこにライム、香菜、エシャロットを合わせた均整美が、マグロを生かす。
5・昆布だしと合わせたトウモロコシのスープを葛粉で固め、フリットにし、冷やし固めた。蟹とカニミソ。下にサワークリームソースとヤングコーンのピクルス。黒胡椒、ヤングコーンの髭。
うまいっ。FB参照
6・子羊のロートロ。焼きなす。万願寺とうがらし。ズッキーニ、パプリカ、ミョウガ、万願寺など夏野菜の微塵とタイムのソースに、アンチョビカイエンペッパー
見事な加熱。焼きなすと会う。
7・辛くしたトマトソース、肝であえたサザエ、ニラのスパゲッティ。
全てが夏。ニラを噛みしめれば夏が加速する。
8・リコッタのカンノーリ チョコチップとヘーゼルナッツ。
9・生姜シロップに漬けた白玉(扁平)、マンゴーとパッションフルーツ、ココナッツのシャーベット、
これも憎いなあ。互いの量や味付けのバランスが精妙なのだ、
10・ポルボロン。桃、スモモの甘酸っぱいソース、エルダーフラワージュレ、卵だけのアイス。
食感と味わいの妙があって、心惹かれる。
夏をいただく
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