厚みと薄さが生む美味。 2025.09.18 食べ歩き , 和食 , 白身魚 , 割烹 , 京都 , Tweet 8月にカレイの薄造りをいただいた。 薄造りといっても、世間一般の薄造りとは違う。 それは、薄造りと刺身の間にある厚さに切られていた。 その精妙さこそが、カレイを生かす。 これ以上薄いと、噛み込む食感が弱く、味も出づらい。 かといって、これ以上厚いと、噛みづらい。 この厚さだからこそ、甘みを、海が生み出した豊穣を、存分に受け止められるのである。 ミリ単位の厚さが生み出した美味に酔った。 京都「浜作」の8月。 かれひ薄造り 淡路沼島産 花穂、山葵 加減酢橘醤油 富本憲吉造 色絵皿