処遇に困る

食べ歩き ,

とんかつ屋で、ゴマがすり鉢に入れられて出てくるところがある。
あの処遇に、いつも困る
店側は、ゴマをすってから、そのすり鉢の中にソースを注いで食べてくださいという。
1. ソースはソースとして味が完成しているので、そこにゴマの風味を加えたくない
2. 長い経験上、ソースは浸けるよりかけたほうがいい。
3. なぜなら浸けると細く切られた先端部の両面にソースがまぶされる。そのまま口に運ぶと、まずソースの味がきてから、ソースがかかっていないカツの味となるゆえ、バランスが極めて悪い。
かけた場合だと、細長いカツの全長に満遍なく、かつ片面にだけつくので、よい。
4. いっそのこと串カツのようにどぶ浸けにする手もあるが、そうするには容器の容量が浅い。
5. そもそもしゃぶしゃぶはありでも、とんかつとすりゴマは合うのかという疑問がある。
以上の理由で、ゴマを持て余すのである。
渋谷「とんQ」では、山椒の木のすり棒が添えられ、香ばしい金ゴマが入れられていた。
今回は、、山椒の木のすりこぎ棒にもすり鉢にも出番がなくて申し訳ないが、金ゴマをご飯にかけて食べた。
いつも、ゴマの処遇はこうしている。
他にも
★キャベツの千切りにかける。
★そのまま食べる。
★塩入れて塩ゴマにしてご飯にかける。
★ドレッシングがある店だと、すりおろしてからドレッシングを入れて、ごま風味とする。
★すりおろした鉢にご飯を入れて、よくよく混ぜて食べる。
★最後に皿に落ちた衣のかけらを集め、ご飯に乗せたのち、塩とごまをかけて食べる(メンドーだがおすすめである)。