池袋「かぶと」 人間の傲慢を思い知る。 2014.03.28 食べ歩き , 東京 , 川魚 淡水魚 , うなぎ Tweet 命をおしいただく、恐れと感動があった。 地焼きの天然うなぎは、ふわりと歯が入った中に、歯を押し返す弾力がある。 養殖は、ぷりぷりっと、旺盛な食感で応える。 天然は、脂が丸く、すうっと消えていき、養殖は、濃密な脂がとろりと流れて、顔を緩ます。 香りは天然が複雑で、いろいろな生きものを貪欲に食べてきた、命の神秘がある。 その神秘に、山椒の香りと刺激が効く。 違いを感じながら、天然だ養殖だと口にする人間の傲慢を思い知る。 天然の尊さに頭を垂れながら、養殖のありがたさにも感謝する。