「レタスの意味が分からない」
野菜嫌いの友人が言った。
そうかもしれない。
サラダ=レタスという、人間の勝手で安直な考えで、ありがたみが日々減っているのだから。
しかし真狩村「マッカリーナ」の朝食に出たレタスは、生きる意義を教えてくれた。
サクッと噛むと、瞬時に甘い朝露が溢れ出す。
レタスが生きている。
命のおすそ分けに、舌が細胞が反応し、感謝する。
そして、日々のレタスへの態度を、深々と反省した。
語源は、茎を切った時に出る白い液体、つまり「乳」を意味するラテン語の「lac」から来ており、ラテン語の「lactuca」を経て英語の「lettuce」となりました。和名の「ちしゃ」も「乳草」が語源であ