〜心の明澄~

日記 ,

ビエンチャンから128キロ。
ターファー村の市場でカメラを向けると、少女は笑った。
突然に驚きながらも、心の底からケラケラと笑うのだった。
はにかみでもない、愛想笑いでもない。
面白くてしょうがないと、声を立てて笑う。
それは僕らが忘れていた、心の明澄だ。
都会の子供達が、ややもすると忘れているかもしれない、幸福だ。