エガニ

食べ歩き ,

エガニは、ワタリガニ科ノコギリガザミ属の甲殻類で、ワタリガニ(ガザミ)の一種。 
別名をノコギリガザミとも言うのだそうだ。
珍しく入ったエガニを、神戸「千代」でいただいた。
夏場は雄、冬は雌の旬である。
肉を噛むと、オマールのようにブリッと逞しく、獣的うまさが迫ってきた。
甘い肉汁の中に、一筋縄ではいかない香りがあって、我らのうちに潜む野生をたきつける。
湖の、秘めたる生命力が、香りとなって解き放たれる。
コーフンし、鼻息が荒くなったところへ、赤い子の味噌が流れ込む。
上海蟹の子の旨味ににて、蟹のような果物のようなウニのような濃厚さが、さらに追い打つ。
あ〜。だらしないため息をつきながら、一同はただただ笑っていた。

 

神戸山手「千代」のお母さんとお父さんとともに。
いやあ、たらふく食べた。たらふく飲んだ。
麒麟蒸しに平打ち麺の焼きそば、餅と豚のミルフィーユ酢豚
広東式醤油鶏、蟹、牡蠣のお好み焼き、水餃子、牛バラとろとろ
剣先イカの葱脂、ウニオムレツ、牛タン、揚げ雲呑、ガツ・・・・。ふうっ!!