その店は、住宅街の中でぽつねんと赤提灯を下げていた。
テーブル席二つに、5人ほどの小体な店を、老夫婦2人が切り盛りしている。
「今日は何食べたい? ハツアフラ、あああぶしんね。ハラミも食べる。ん?内臓がいい? ミノもシマチョウもいいよ。ロースもちょこっと食べる?わかつた。今から切るからちょっと待ってね」。
焼肉はやはり、切り立てがうまい。
ご主人はかたまりを見せてくれて、切り出してくれる。
「にんにく大丈夫? 」ときづかいを常にしながら、次々と出してくれる。
私は焼き手である。
だから、写真も撮らす、メモも取らず、人に任せてひたすら焼き、ひたすら食べて飲んだ。
出されたもやしのナムルを食べるヒマがなきくらい、怒涛の肉攻撃である。
あがるわこれ。
焼肉と寿司は、人に写真を撮ってもらうに限る。
ベストは、あぶしんとハラミ、カイノミかな。
● タン下
●ハネシタ
四面を焼く、斜めに焼き色。
●タン下の下
●ミノ
ピュア、清々しい。
●アブシンにんにく
●しまちょうタレ
噛むほどに、エキス滲む。途中で一味もらって辛くする
●レバー
さっと一瞬焼きでしばらく置く。
●ハラミ
口溶けのよさ
●あかせん
ふつくらとしている。焼きを強めにして噛みしめる喜びあらわす
●ハラミ
★ハラミ切り方違う
●ランプ
●カイノミ