今夜は福島料理救済ツアー。
小岩会津の旅館が経営する「七日町」で、
伊達鳥焼き鳥と会津そばで、末廣を軽くやり
新橋「見知らず」に移動。会津中将のにごり酒で
会津馬肉のもも肉刺し(ニンニク辛味噌がまたいいのだな)
豆数の子、イカ人参と会津料理をつまみ
〆は「くじら汁」。
海のない会津でなぜに鯨汁と思うが、
江戸時代、会津の金山(かなやま)で人足が次々と亡くなった。
重労働を軽減しても減らない。
当時の役人が、栄養不足と判断し、干し鯨を運び
作られた汁だという。
鯨の脂が会津味噌に深いコクを与え
一口飲んで、はぁ~と充足のため息がでる。
「おいしいです」と伝えると、親父がやさしそうに目を細めた。
前から思うに、
ここの親父は姿がいい。
心根の良さがにじみ出ている。
だからか。
この店だけで、義援金を3千万も集めたという。