日本美食の旅
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ナポリタン 入谷・香味屋
食べ歩き , なんでもベスト10入谷・香味屋 金縁の白い深皿に入れて出される「ナポリタン」は、千七百三十円。上にパセリとチーズをかけた金赤色に染まった中細麺に、ソースが下にたまることない……
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塩握り好き
食べ歩きなにも挟まない。なにも入れない。なにも包まない。 なにものにも、包まれない。 塩握りが好き。 冷たいご飯がもっちりと、直接唇に触れて心地よく。 塩化粧したご飯……
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大阪「バンブルビー」
野生のカレー。
食べ歩きそのカレーは、吾らの裡なる野生を起こそうとしていた。 山羊肉の臭いが、スパイスの香りとぶつかり、戦い、入り混じり、 命の犠牲の上に立つ現実を、ぶら下げる。 あ……
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京都「天ぷらまつ」
まつの奇跡2
食べ歩きアケビの上に盛られたおつくりに続いて 「美山の天然落ち鮎です。いまおいしいもんかけますから、まっとってください」。 そういってかけられたのが、真子と白子の塩漬……
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京都「天ぷら まつ」
まつの奇跡
食べ歩きもしあなたが、割烹を食べ歩いていて、酒飲みで、酒肴が好きで、 保守的ではない舌をお持ちなら、この店は危険である。 店名「てんぷら まつ」。京都松尾、桂川のほと……
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京都「まつ」
真の格差社会。
食べ歩き「100年前のリッツホテルで使っていたものだそうです。なにに使っていたものだと思いますか? 両端のくぼみがヒントです」 京都 松尾の料理屋さんで出された問題。……
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帰ってきた凛子。
食べ歩き友達が集まってきた。 すずが吟味して集めてくれた食材を、じっくりじっくり焼いてやる。 イカは屋台風に醤油焼きにし、 えびは中華風でにんにくきかせて焼く。 肉……
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凛子再び
日記僕ら家族が、「五位んち」と呼んで愛してやまない別荘は、田園の中でぽつねんと佇んでいる。 今日も秋の穏やかな日差しの中で、気持ちよさそうにうたた寝をしていた。 ……
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大阪「あやむ屋」
凛子は笑わない。
食べ歩き凛子は笑わない。 滅多に笑顔を見せない。 だがまれに、笑うときがある。 それはおいしいものを食べたときだった。 「おいしい」と、囁いて、口元が緩む。 でもそれ……
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湯島「シンスケ」
シンスケの夏。
食べ歩き「こんばんは」。 火照った体を引きずって 黒格子に続く縄のれんをくぐる。 曇りガラスに「シンスケ」と透かした板戸を引けば、 「いらっしゃいませ」と声かかる。 ……
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