野菜
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神戸元町「二位」
2度と出会えない料理。
食べ歩きここにもまた、一生誰もいけない店がある。 「敦煌」と同じく、閉店まで席は満席で、誰もいくことは叶わないのである。 かに肉と蟹子の炒めは、一口入れた途端、蟹の甘……
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高知「京や」
高知に来ると会いたくなる人が多くいる。 その一人が「京や」の京ちゃん、御年八十数歳になられる割烹着の似合う、素敵なおばあちゃんである。 ここにきて食べなくては……
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飯田「柚木元」
茄子のありがたみ。
一皿目は、生のナスだった。 切って、山塩をかけただけである。 1時間ほど前にもいだばかりのナスだという。 噛もうとすると、ふわりと歯が包まれる。 皮はないが……
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江戸川橋「citotat」
異国のエスプリが漂ってきた。
食べ歩きパリの香りがする。 何が起因になっているのかは、具体的に説明ができない。 特別なスパイスや香り要素を使っているわけでもない。 だがどの皿からも、異国の香りが……
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四谷「たく庵」
たかがピーマン炒め。
食べ歩きピーマン炒め千円。 どう考えても高い。 刺身盛り合わせ千七百円と比しても高い。 しかし私はどうしても食べたかった。 好奇心もあった。 千円だから、牛肉とか混……
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銀座「ラフィナージュ」
愛には熱情で応える。
食べ歩き「南部鉄器で新しい焼き台を作ってもらいました」。 キュイッソンの天才シェフは、新しいオモチャを得て、嬉しくてたまらないらしい。 網の上には、愛農ナチュラルポ……
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北海道栗山町「味道広路」
無骨な姿に秘めしもの。
食べ歩きそのお椀は、一見無骨である。 普通は、椀種が中心にあり、それが冴えるように小さな椀ツマが添えられ、吸い口がある。 しかしこのお椀は、青ソイという椀種があり、……
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札幌「セミーナ」
6月から8月までしか作りません。
食べ歩き一口て、トマト畑に運ばれた。 太陽を浴びた力強い香りに包まれ、体が清められていく。 「スパゲッティポモドーロは、6月から8月までしか作りません」。 新十津川……
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六本木「ラ・プリアンツァ」
マッシュポテトが食べたい
食べ歩きどこがマッシュポテトなんや。 「マッシュポテトが食べたい」と、無茶振りしたら、まったく違うものが現れた。 じゅが芋を七谷鴨のフォンで炊き、たつぶりのバターと……
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京都「二条 みなみ」
いも たこ なんきん。
食べ歩き小芋は、固すぎず、柔らかすぎず、歯を入れると、すうっと吸い込まれる。 出汁を含んでいるが、芋の味を超えていない。 蛸は、自らの滋味を膨らまし、柔らかく炊かれ……
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