マイ餃子史1王将編

• 東京,
• 食のお作法,
• 餃子

恥ずかしながら一年前、初めて「餃子の王将」で餃子を食べた。 なんだ、なにが恥ずかしいのかと思われるかもしれない。 でも、世間で流行っているものを食べ……

紅玉の魂

• 京都,
• 果物,
• スィーツ

紅玉の、太く、豊かな甘みと柔らかな酸味が溶け合い、微かな苦味が香る。 そこには、大地の逞しさと太陽の大らかさが確かにあって、舌にねろりとしなだれかかるのだ。 ……

この当たり前がなぜ東京にはないのか。＜京都の平生＞　

• 京都,
• うどん　ひやむぎ　そうめん、きしめん

蒲鉾、三つ葉、厚焼き蒲鉾、木湯葉、板麸、煮つけ椎茸。昆布出汁が効いた、甘いつゆを、黒七味で引き締め、表面は柔くふんわりしていながら、芯がある、京女のようなうどん……

六本木「アウグスクラブハウス」。閉店

「ぷはぁ」。ASMRの快楽＜グルマトペ第4語＞

• 東京,
• ビール,
• 居酒屋

　冬だ。ビールがうまい。 　え？　ビールといえば夏じゃないの？　と、いま思ったあなた。甘いですぞお。 　そりゃあ、暑い夏もうまい。でも、ビールの味が生きるのは……

アラの品格。

• 福岡,
• 白身魚,
• 割烹,
• 鍋なべなべ

アラは強靭だ。 筋肉の繊維が、人間なぞに食べさせるかとばかり引き締まって、ただのデブではない風格と尊厳がある。 淡白ながら荒々しい(駄洒落ではありません)滋味……

イデミ・スギノのクリスマスケーキ。

• 東京,
• 果物,
• スィーツ

イデミ・スギノのクリスマスケーキ。 手前が「フィグ・フィグ」。奥のショコラのケーキが「イリウス」。 フィグ・フィグを一削りして舌にのせると、花が開いた。 ……

東京とんかつ会議12

• 東京,
• とんかつ

東京とんかつ会議12 湯島「井泉」の特ロース1600円　ご飯、お新香、豚汁各200円 ＜肉2、衣3、油2、キャベツ2、ソース2、御飯3、新香3、味噌汁2、特……

大切にしていたのに

• スィーツ

大切にしていたのに、それがあるだけで幸せになれたのに 薄情にも忘れてしまうことがある。 最後に食べたのはいつだったのか 30年前？　40年前？ 存在すら……

きんき

• 和食,
• 白身魚,
• 居酒屋,
• 宮城

ご主人は、魚に合わせて串を作り、炉端で焼く。その串と、正確な眼力で焼かれた魚たちは、生き生きと舌に迫った。 真骨頂がきんき。 香ばしく焼かれた皮をバリッと齧れ……

仙台「一心」

きくわた焼いて。

• 魚介,
• 居酒屋,
• 宮城,
• 魚卵　白子

北海道では「タチやタツ」。青森県では「タヅ」。秋田県、山形県、福井県では「だだみ」。京都では「雲子」などと呼ばれる鱈の白子を、仙台「一心」で焼いてもらった。 ……