新橋「久」

海老フライはお好きですか？　

• 東京,
• 海老,
• 揚げ物,
• 洋食

海老フライはお好きですか？　 僕は、子供の頃より大好物です。 親に連れられて、洋食屋やお好み食堂に行くと、オムライスやお子様ランチには目もくれず、海老フライば……

朝の訪れは

• 朝食,
• 岡山

朝の訪れは、こうでなければいけない。 トマトとモッツァレラのサラダと、みずみずしい人参のサラダ。 焼きたてのパンケーキと全粒粉のパン。 フレッシュなリコッ……

最近の冷やし中華は

• 東京,
• 麺料理

最近の冷やし中華は少し威張ってないか。 トマトいらない。蟹いらない。クラゲいらない。鶏肉いらない。海老いらない。 叉焼もしくはハム、胡瓜、錦糸卵、蒲鉾（もし……

赤坂「トゥーランドット臥龍居」

炒飯　東西対決

• 東京,
• 炒飯,
• 野菜,
• 中国料理

門上様、僕は炒飯といえば思い出すのが、炎の料理人、故周富徳氏です。 炒飯を作る際に、米を宙高く舞い上がらせる姿に憧れて、何度も挑戦したものです。 しかし後年な……

高知の「一軒家」

• 高知,
• 居酒屋

高知の「一軒家」に行くと、お母さんがなんとも優しい笑顔で「いらっしゃい」と言ってくれる。 僕はもうそれだけでいい。 「なににしますか？」穏やかな口調である。……

東銀座「アンテリブル」

• 東京,
• スィーツ

東銀座「アンテリブル」名物のパフェを撮ろうとしたら、カメラが可愛いパティシェにピントを合わせてしまった件。  ……

酢飯の酸味が

• 東京,
• 白身魚,
• すし

酢飯の酸味が、カーブを描いて舌の上を流れていく。 そこに年増の艶を漂わすサワラがほぐれ、気品の中にエロスを秘めた白皮ぐじが身をよじる。 肝を抱いたカワハギは……

「どうなのよ」と

• 東京,
• イタリア料理,
• 豆,
• パスタ

「どうなのよ」と、豆がたずねる。 「君の重さが心地いいよ」と、ペンネが答える。 「オリーブ油とにんにく、水とローズマリーだけでじっくり炊かれたからね。僕の甘……

サラダは男だった。

• 東京,
• フランス料理,
• サラダ

サラダは男だった。 葉脈を傷つけられ、塩と赤ワインヴィネガーをすりこめられ、オイルをまぶされる。 「どうだお前ら、まだ生きているか？　お前らの力を見せてみろ……

溶ける直腸

• 東京,
• 内臓,
• 焼き鳥・やきとん

A直腸は、ふんわりと歯の間で踊り、甘く消えていく。 ああ、体の力が抜けるからもうやめて。 一頭から二個しか取れないというコメカミは、噛み締めれば噛みしめるほ……