博多
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博多「タンテール富士」
食べ歩き博多「タンテール富士」のテールはいけません。 外はカリッとしていながら、中はほろほり。 コラーゲンの甘みを広げながら、「どうね?」と優しくほどけていく。……
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ぼくはナマコになった
食べ歩きぼくはナマコになった。 柳橋連合市場で一盛り千円という、この値段でいいの?このわたを買い、休憩所で朝食。 新いかと赤ナマコ、赤貝もメカブも参戦させてやっ……
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うま味が増していくヒレ酒
食べ歩き博多「畑瀬」のヒレ酒は、飲む度に、なぜかうま味が増していく。 酒と溶けた、丸く、品のあるうま味がぐんぐん膨らんで、滋味が濃くなっていくのである。 こいつと、……
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再び敬虔なるホルモン教の祈りを捧げました。
食べ歩き博多は春吉の「塩田屋」にて、再び敬虔なるホルモン教の祈りを捧げました。 湯引きの盛り合わせを味噌ダレと醤油で食べて、一気に祈りは深くなり、 ミミハツ (ハツ……
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人は「ねちねち」に弱い
食べ歩き人は「ねちねち」に弱い。 調査によれば、最も弱いのは「もちもち」らしく、それに「しこしこ」や「しゃきしゃき」が追随する。 どちらかというと、「ねちねち」は忘……
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最近の梅干しは
食べ歩き最近の梅干しは、腑抜けている。 甘さで媚びて、本来の役目を忘れている。 大分の梅で作ったという、博多「畑瀬」の梅干しは、ふっくらと大きく、赤い体を誇らしそう……
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丸い味噌汁だった。
食べ歩き丸い味噌汁だった。 うま味が甘く、味噌と出汁が仲睦まじく溶け合って、ころりころころと舌を過ぎていく。 「はぁ〜」。一口飲んだ瞬間に、幸せのため息が漏れた。 ……
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こういう店は困るなあ。
食べ歩きこういう店は困るなあ。 あれもこれも頼みたくなっちゃうじゃないか。 頭の中のもう一人の自分から「落ち着いて」と言われてしまう。 塩焼きが、生秋刀魚に鰆、ブ……
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博多駅で
日記博多駅でおばちゃんが、二十代の男性に話しかけていた。 「観光ですか?」 「?」 「か・ん・こ・う?」 「?」 「あ、ビュー?」 「?」 おばちゃん……
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博多の夜はおのころ五合で
食べ歩き博多の夜は、おのころ五合で、シマアジやいさき、はたまたまぐろハラカミのねぎま鍋を堪能した後、もつ焼き塩田で決める。 タンを焼いて、ハツ生食べて、マルチョウと……
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