おいしい日記
-
聖誕祭
食べ歩き四十代後半になっても、自分の誕生会を開き続けている律儀な男がいる。 その日は、毎年お世話になった友人数人をふぐ屋に招き、ご馳走するのだという。実に殊勝な心……
続きを読む -
酒の味の素
食べ歩き琥珀に出かけて、やれ40年前のホワイトホースだ、ゴードンだを飲んで、 「ナンでいまの酒はまずくなっちゃったのかねぇ」と嘆くマスターに相槌をうっていたら、40年……
続きを読む -
池袋「マダムシルク」
singing in the Rain
食べ歩きマダムシルク 突風に雨が降りしきる中、大学時代の友人と痛飲した。 場所は池袋立教通りのマダムシルク。 ここは僕たちの喫茶店であり 居酒屋であり 憩いであり 恐……
続きを読む -
、新橋「ビアライゼ」
ビールはこう飲め
ビールはちびちび飲んではいけない。 泡のあとが均等に残るよう飲むべし。 かつ出来る限り迅速に飲み干すべし。 昔酒飲みの先達にそう教わった。 もう二十数年……
続きを読む -
ライプチヒ「アウアーバッフスケラー」
創業は1525年、室町時代からある店
食べ歩きドイツ。ドイツ料理を食べるという使命も携えた、欲張りなサッカー観戦である。 最初の晩餐に一人で出かけたのは、ライプチヒの老舗レストラン「アウアーバッフスケラー……
続きを読む -
銀座「アルテリーベ」移転 銀座「ケテル」閉店
ドイツ料理との出会いその2 「アイン、ツウァイ、なんとかぁ!!」
食べ歩き高校生になって祖母に連れて行かれたのが、銀座の「アルテリーベ」であった。 アルテリーベは、横浜に本店があり、。銀座店は昭和四十二年の創業だった(現在は新橋に移……
続きを読む -
軽井沢「デリカテッセン」
ドイツ料理との出会いその1 世の中にはこんなおいしいものがあるのか。
食べ歩きはじめてヨーロッパの料理に出会ったのは、フレンチでもイタリアンでもなく、ドイツ料理だった。 小学校四年生、昭和四十年の頃、軽井沢の旧軽銀座に面したレストラン、……
続きを読む -
西麻布「一即多」
干物の反則。
食べ歩き酒亭の親父が言うことにゃ 「焼き魚はなににします」とずらりと魚を取り出した。 「やや、あれはもしやして」 と、指差せば 「もしやしなくても、縞鯵です。縞鯵の干……
続きを読む -
ざるそばの食べ方。
食べ歩き昨日は雨の中コンペ、筑波の霞ヶ浦国際。 パブリックながら、かなり手ごわい。 和朝食の焼き魚は、キンメの西京はめずらしい。 昼は「霞ヶ浦定食」。ワカサギフライと……
続きを読む -
魚を愛した男。
日記さかな君とご一緒した。 知識の深さに感服。 あまりのハイテンションにたじたじ。 思わず「落ち着いて」といってしまった。 「今朝釣れた魚もってきましたぁ」とでか……
続きを読む