おいしい日記
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玉子サンドか塩にぎりか。
食べ歩き悩んでいる。にやけながら、悩んでいる。 玉子サンドか塩にぎりか。 白いパンに挟まれた黄色い玉子からは、ラードの香りに交じって甘い玉子の香りが立ち上り……
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最後の一食は何ですか?
日記あなたの最後の一食は何ですか? 僕は、バスクのニンニクスープか、なかひがしの白味噌椀か、塩おにぎり。 でも玉子サンドもいい。 本誌で僕は、おにぎりか玉子サ……
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東高円寺「圳陽」
食べ歩き東高円寺「圳陽」勝手に、とりあえず昼救済。 「麻婆豆腐定食」。 恐らくピーシェン豆板醤も使った、熟れた深い塩気と辛味 質の高い花山椒による痺れ、優し……
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荻窪「川勢」
食べ歩き荻窪「川勢」で肝焼きをつまみに、昼からビール。フフフフ。 と一人悦に入っていたら、隣に短パンおじさんが座って、ウーロンハイと串焼き八本頼みやがった。 次……
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旬の歳時記 柏餅
食べ歩き , 日記柏餅には、こしあん、粒あん、味噌あんとあるが、こしあん派である。 柏葉の香りを宿したしんこ餅に、ふわりと歯が包まれる感触を、小豆の粒で邪魔されたくない点と……
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細さが意味するもの
食べ歩き小船町「仁行」。 どこにもないその極細のそばは、唇が躍動する快感があって、 多くの表面積から放たれた香りが、喉にぶつかり、鼻腔に抜ける。 今夜は特別に、アボガド……
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一口飲んだ時
食べ歩き一口飲んだ時、豆の呼び声が聞こえた。 慈愛に満ちた甘みが舌にゆるゆると広がって、心に落ちる。 塩が当たらず、豆の優しさだけにほだされる。これぞズッパ。 ……
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改札口を出ると、突如腹が鳴る。
食べ歩き田原町の改札口を出ると、突如腹が鳴る。 出口近くの「花家」で、ソース焼きそばを炒めているせいである。 キャベツともやしに青海苔だけの焼きそばは、ソースの味が……
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枇杷。
日記「私、頬っぺたに水のこぼれるような枇杷が食べてみたい」。 林芙美子「松葉牡丹」の一節である。 戦前の日本人にとって、枇杷がいかに魅力的であったのか。 今で……
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スモモ
日記スモモの血液型は、AB型である。 血液のない植物にも、人間の血液中にある型物質があって、同じ血液型反応があるという。 AB型か。 でもクールで……
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