おいしい日記
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恵美須町「カレーや マドラス」
「安うてうまいもん」
食べ歩き大阪は「安うてうまいもん」がぎょうさんある。 同じ料理で東西の名店を比べる、門上さんとの共同連載、「おとなの週末」の往復書簡も僕のほうがいつも高い。 先日、大……
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小路「げんや¥
大阪焼肉の実力を掘る。その2
食べ歩き店に入ると、女子高生バイトの子が、大きなボウルに入れたもやしに味付けして混ぜていた。 茹でたてゆえに、湯気が朦々と上がっている。 手前の厨房では、従業員が艶や……
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鶴橋「隆」
大阪焼肉の実力を掘る。その1
食べ歩き内臓の鮮度が高い。 内臓類の脂の質が高い。 だから脂を焼き切らなくとも、おいしい。 ハラミの並でも十二分にうまい。 タレがしつこくなく,すっきりとしている。 ……
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赤坂「辻留」
遅い冬の到来に感謝する。
食べ歩き「お帰りなさい」。 カブにそう言われた。 今朝からぐっと冷え込んで、ようやく冬になった。 そんな日に、この料理と出会える喜びに感謝する。 寒さが、料理の滋味……
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高円寺「焼肉ここち」
居心地よく肉を焼く。
食べ歩き「元々ここでおばあちゃんが、様々な乾物を売っていたんです」。 大一市場で店を開く、31歳のイケメン焼肉店主は、店の由来を伝えた。 その後お父さんが焼肉屋を始……
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旗の台「鳥樹」と「鳥樹本店」
さばきたて、焼きたて。
食べ歩き「ブロイラーだって、捌きたてを焼くならおいしんだ」。 今はもう70を超えるご主人は、そう言って焼鳥屋を始めた。 焼き鳥と言っても、捌きたてを焼くから串には刺さ……
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赤坂 ニューオータニ「ラ・トゥールジャルダン」
てらいのない華美。
食べ歩きボリーさんの料理は、さりげない。 食べた瞬間に、恋に落ちそうなほどエレガンスなのに、さりげない。 ウニやキャビアをふんだんに使いながらも、てらいがない。 食……
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赤飯が好きだ。
食べ歩き大声で言いたい、 赤飯が好きだ。 「VIVANT」で一躍注目を浴びた赤飯である。 コンビニでおにぎりを買うときも赤飯か梅干しで、それ以外の選択肢はない。 「お……
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紅葉。
日記我々の祖先である猿は、他の動物とは違う能力を得た。 赤を認識する能力である。 熟した実を判別するために生まれた,進化だったのだろう。 紅葉を見て,我々の気分が……
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浅草「仁行」
豊穣と朴訥
食べ歩きいくらにはご飯。 最強のタッグである。 だが石井さんはそばの実を合わせた。 両者をつなげる役目に海苔を忍ばせた。 新いくらが歯の間で、ふわりと崩れ、卵の甘み……
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