おいしい日記
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味覚が、裸にされていった
食べ歩き味覚が、裸にされていった。 味蕾に堆積していた常識や馴れという概念がはがされ、本来のプリミティブな味覚がむき出しになっていく。 そんな料理だった。 ……
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高松市郊外の田んぼの中に
食べ歩きその店は、高松市郊外の田んぼの中にあった。 座ると、「立って、テーブルから少し離れていただけますか」という。 するとスタッフが慎重な手つきで、机にサラン……
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今年も名古屋「得仙」に席をいただいた
食べ歩き今年も名古屋「得仙」に席をいただいた。 ずらりと並んだ最上級の食材。伊勢の伊勢エビに、赤穂のまるまると太った牡蠣。葱も春菊も三つ葉もしん薯も、この上なく上質……
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高松 朝7時
食べ歩き高松 朝7時。朝からやっているうどん屋で、おいしいとこはない。と、言われたが、やることがないので、うどんバカ一代へ。 かけ小と釜玉バター小頼んで二玉。 ……
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西京焼とは
食べ歩き西京焼とは、この魚のために生まれてきたのではないだろうか。 さわらの控えめも、銀ダラの出しゃばりも、そこにはない。 魚の脂と味噌の甘みが、きれいに馴染ん……
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薄いロースカ
食べ歩き薄いロースカ ツを揚げ、鉄板で玉葱薄切り炒めてカツをのせ、 デミグラスとタルタルをかけ葱をこんもり盛って、出す。 それが何故「大正カツ」なのか?……
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広尾「アラジン」
ホワイトアスパラガスを前にして
食べ歩きホワイトアスパラガスを前にして、どちらから食べようかなあと、いつも迷う。 ロワールから届いたアスパラは、太く、凛々しく、シブレット入りバターソースと生ハムをまと……
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皮はカリリと固いが
食べ歩き皮はカリリと固いが、歯にはかからない。佃煮かと思う甘辛味が濃いタレは馴染みよいが、やはりこれは茶をかけてその渋みで和らげてちょうど良くなるのだな。出汁ではしつこ……
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名古屋「勝利亭」のナゾ
食べ歩き名古屋「勝利亭」のナゾ ① 話が噛み合ない。 常連がメンチカツを頼み、出てきたのを見て 「こんなに大きかったかなあ(実際凄くでかい)」というと、おばち……
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「かくや」という
食べ歩きこの料理を真似しようと作ったが、似て非なるものしか出来なかった. 「かくや」という。 沢庵と野菜を細かく刻んで合わせた料理で、徳川家康の料理人の岩下覚弥……
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