おいしい日記
-
吉祥寺「雲蓉」
<愛すべき変態>
食べ歩き細い細い麺が、透明なスープの中で、出番を待っていた。 麺をすすれば、唇をそよ風のように触れて、卵の優しく、甘い風味が広がった。 イタリヤ料理なら、さしずめタ……
続きを読む -
代々木上原の町蕎麦屋「朝日屋」
ハメをはずす
食べ歩き時に人間は、ハメをはずすことが大切である。 僕の場合は、ハメをはずすといっても小さなことで、人に迷惑をかけるのではない。 昨日も、一人静かにハメをはずした。 代……
続きを読む -
吉祥寺「雲蓉」
雲蓉1/27
食べ歩き雲蓉1/27 ①灯影牛肉 ジピーフパリパリ揚げ 香りがいい。あまいかおり。 ②延辺羊肉串 吉林省延吉式羊肉串 じゃがいも細切り炒め ジャガイモへの板の仕事が見事……
続きを読む -
京都愛宕「おたぎ」
「愛宕」と「おたぎ」
食べ歩き1/30京都愛宕の「おたぎ」 ★「まずはビタミンCをどうぞ」と、柑橘とリンゴジュース。 ★先付 雪中筍大原 木の芽 芹、伊勢海老とミソ 人肌 どちらも素晴らしい……
続きを読む -
銀座「ラフィナージュ」
どうしてもいつもエッチなのか?
食べ歩きこの人の焼く肉は、どうしてもいつもエッチなのだろう。 噛むたびに、飲み込むたびに、心の底に眠るなにかを扇情する。 それは新しく取り入れたという炭床で、時間をか……
続きを読む -
京都「すし善」
魚が入ってない?
食べ歩き「ちらし寿司を頼んだのに、魚が入ってないじゃないか」と、嘆いてはいけない。 錦糸卵の下には、ハマチ、マグロ赤身、ヒラメ、タコ、穴子、イカといった具が、所狭しと酢……
続きを読む -
四谷「大はら」
真冬の幸せ。
食べ歩き★穴子のゆりね饅頭。 可憐。きめこやかという言葉はこの料理のためにある。重さと滑らかさ。 ゆりねのあんこのよう 詳しくはFBページにて ★お造り 鯛 ほ……
続きを読む -
京都「浜作新本店」
烹という美学。
食べ歩き「これならフランス料理や中国料理にも、負けないのではないでしょうか」。 そう森川さんは言われた。 それほどまでに濃い出汁だった。 滋味が、津波のように押し寄せ……
続きを読む -
京都「おたぎ」
誠実
食べ歩き焼きガニとフグの唐揚げの間に出されたのが、黒豆の白和えだった。 「甘めに炊いてあるので、口休めにどうぞ」と、銀杏のカラスミ和えが添えられる。 フグやカニなどのご……
続きを読む -
京都「浜作新本店」
割という名の芸術
食べ歩き目の前に鯛のお造りがある。 皮を引いた後がほんのりと銀色がかっているのは、冬の脂が乗った鯛の特徴だという。 恥じらいで頬を染めたような皮下の赤と、白い肉体の対比……
続きを読む