食べ歩き
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「絹笠茸の玉子ね」
食べ歩き「絹笠茸の玉子ね」。 いや茸に胞子はあっても玉子はないでしょう。 いやそうではない。絹笠茸が開く前の小さい、蕾の状態をしたものを、玉子と呼ぶのだそうである。……
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山への畏怖が
食べ歩き山への畏怖が、小さな足音を響かせている。 里への敬意が、静かに満ちている。 干した稚鮎を揚げて、二日間煮た鮎の卵をのせ、その煮汁を流し、天然の木耳とハタケシ……
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忠孝小吃
食べ歩き忠孝通りにある「忠孝小吃」のシェフと。 まあ、シェフといっても一人しかいないのだけどね。 旦那さん作る。奥さん運ぶ。 観光客なし。現地の客のみ。 高雄在……
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茸への礼儀
食べ歩き山奥の精が破裂した。 吉田牧場のラクレットがかけられた、あかやまとりだけを噛むと、くにゃりと歯の間でもだえ、おびただしい茸の香りが鼻に抜けた。 香りがくんず……
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無為なうまみ。
食べ歩き小林さんの料理への感動は、説明してはいけないのかもしれない。 言葉にすればするほど、本心を裏切り、通り一遍の答えになってしまうかもしれない。 でも、その気持……
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〜ラ・モンタニョンで朝食を〜
食べ歩き〜ラ・モンタニョンで朝食を〜 「コンビーフ作ってみたんです。食べてみてください」。 肉の香りがして、脂が甘い。 舌の上でその甘みと塩気が溶け合う、優しい優……
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ストレスがない
食べ歩きストレスがない。ということが、どれだけ食物に恩恵をもたらすのだろう。 多くの学者が、おいしさの秘密を探ろうとしたが、証明されなかったという。 高校生たち……
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脂が生きていた
食べ歩き脂が生きていた。 噛もうとすると、くりっと身よじらせ、歯がぐっぐっと入っていく。 そこには脂が柔らかい、という発想はない。 歯応えがある脂なのである。 ……
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マイそば史2
食べ歩き前号まで。 自宅前の「巴屋」の出前に始まったマイそば史は、軽井沢「かぎもと屋」でコペルニクス的転回を経験し、次に「荻野屋」ドライブインで、立ち食いそばに目……
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マイそば史1
食べ歩きそばは新蕎麦より、数か月寝かせた方がいいね。 いやそれなら、蕎麦を打ってから二日間くらい寝かせたのはどうだい? 打ち立てに限るなんてえのは、古い考えだとい……
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