ポエム
(41件)-
カレーそばの存在意義。 Significance of Curry Noodles
食べ歩き , ポエム昨日は飲んでしまった、なんてえ昼は、カレーそばがいい。 そば屋に入り、運ばれてきたら、七味をたっぷりとかける。甘辛い出汁が痛んだ食道を撫で、 カレーの匂いが、……
続きを読む -
太陽は、別れを告げた。
日記 , ポエム太陽は去っていった。 空は、まだ別れを惜しみ、かすかな明かりを抱いている。 温かき昼の恵みに心を震わせ、わずかな灯火をたなびかせる。 だがその余韻も、やが……
続きを読む -
「エスキスの料理 」 リオネル・ベカ
日記 , ポエム「エスキスの料理 」 リオネル・ベカ 今まであらゆる料理本を読んだ。 我が家には、和食からフランス料理、イタリア料理、中国料理、中近東料理、アメリカ料理、イ……
続きを読む -
今の政府にこの詩を送ろう。
日記 , ポエム今の政府にこの詩を送ろう。 人生亦有命 安能行嘆復座愁 酌酒以自覚 擧杯断絶歌路難 心非木石豈無感 呑声躑躅不敢言 人……
続きを読む -
湯豆腐が恋しい
食べ歩き , 日記 , ポエム湯豆腐が恋しい季節になった。 昔東京に雪が降った瞬間に豆腐を買いに行き、湯豆腐をしたことを思い出した。 湯豆腐を囲む人は、無口な人がいい。 それぞれが……
続きを読む -
永遠に向かって旅立つものよ。
ポエムひとかけらの雲もない天色の空に、緋色が伸びていく。 モミジの赤は熟れて、熟れて、自由を得た。 やがて凋落の時を迎えるかと思えば、ひときわ哀れが忍び寄る。 ……
続きを読む -
湯豆腐の歌
食べ歩き , ポエム年の瀬に思ふ。 身の冬の とどのつまりは、湯豆腐のあわれ火加減、うきかげん。 月は隠れて雨となり、雨また雪となれしかな。 所詮この世は、ひとり……
続きを読む -
ごぼうは、軽やかに、静かに、甘い。
食べ歩き , ポエムそのごぼうは、甘い。 軽やかに、静かに、甘い。 密かにご飯の甘みと一緒になって、天に舞い上がろうとしている。 帯広、和田農園のごぼう。 札幌「御料理 ふ……
続きを読む -
修羅と観音。ピアニスト向井山朋子氏の演奏に触れて。
ポエムピアノは、静かに歩き始めた。 最初は、束縛から離れた喜びで、軽やかに跳ね、舞う。 やがて森に分け入り、辺りをうかがうように、逡巡しながら進んでいく。 ……
続きを読む -
打ち立て蕎麦に、雌黄の雪が降る。
食べ歩き , ポエム打ち立て蕎麦に、雌黄の雪が降る。 蕎麦の朴訥とした甘みに、生カラスミの旨味添って、冬が深くなっていく。 すかさず宗玄のぬる燗を滑り込ませた。 ああ、蕎麦と……
続きを読む