つくり手半分つかい手半分

食べ歩き ,

「つくり手半分つかい手半分」。
使われることによって器は完成する。
料理を生かす器とはなにか。
マナガツオの味噌西京焼きと信楽は、出会うことが運命で定められていたかのように、自然である。
マナガツオに箸を入れ、口に運ぶ瞬間、器が微笑んだような気がした。
赤坂「辻留」
信楽土の持つ柔らかさや渋さに、凛とした華やかさを取り入れた。小川顕三の「信楽焼」