ちきちき

食べ歩き ,

汁かけ飯のことを 「ちきちき」と呼ぶ女性がいる。
彼女はちきちきが大好きで 、いつもおかずが最後のほうになると
「○○ ちきちきする?」とおとうさんに聞かれたそうだ。

大きなきれい目を、一杯見開いておいしそうに、幸せ一杯を顔に浮かべて 「ちきちき」を食べる彼女を見て、ぼくも好きになった

というより、あえて、どこでも、なんでもちきちきを敢行するようになった。

先日新馬場の「牧野」にいった。
たけのことポテサラ、白子を食べ 、名物「うまづらの刺身」登場。 そのまま食べる。
うまい。
肝をポン酢溶かして食べる。
うまい。
肝を包んでポン酢につけて食べる
うまい。
肝をポン酢につけ、それをくるんで食べる。
うまい。
肝を箸ではなく、小さいさじで食べる。
うまい。

昇天。

最後はちきちき。
肝を溶いたポン酢に刺身をつけ、熱々のご飯の上に。
肝をポン酢に落とし、刺身の上に
ポン酢を少しだけたらり。
さあ描き込もう。
・ ・・・・・・・・・・・・・!
・ ・・・・・・・・・・・・・。
やめて

 

名物穴子料理。

さっきまで生きていらした穴子を、炭火で焼く。

白焼き わさび醤油
うまい。
白焼きレモンたら、わさび醤油
うまい。
白焼き 醤油まぶし照り焼き
うまい。
白焼き 醤油レモンまぶし焼きのわさびのせ
うまい。

最後はちきちき。
照り焼きにして、傍らでは醤油、酒を入れた小皿熱する
しそをちぎり
照り焼き穴子を千切り
熱々ご飯に混ぜ込んだら
小皿のタレをたらり。
さあ掻きこもう。
・ ・・・・・・・・・・・・・・!
・ ・・・・・・・・・・・・・・。
やめてもう。

最後は、うまづらの粗の味噌汁。
うまい。
身もたっぷり。
当然、身を食べ終えた味噌汁にご飯をぶち込んで・・・・・・・。