私は何を隠そう(隠してもまったく意味がないが)、トイレ研究家である。
つまり、「入る」も「出る」も探求している。
日本や世界中の飲食店、公共施設、宿などのトイレを、記録、比較、研究している。
研究対象は、以下に分類される。
①シンボルマーク(トイレ表示並びに男女マークの研究)これが最も多く、単純ながら多彩を極める。最もイカしていたのは、シドニーのTETSUYAだった。
②美術(トイレ内の展示品、絵画、草食品など)
③メッセージ(トイレに張り出している一家言)
④器(使用する大小の器、国内はあまり差異なく、対象外)
⑤空間演出(広さも含め、店主がいかにトイレを捉えているかの指針)最も好きなのは、青山「ラブランシュ」
⑥アメニティ
⑦特異性 景観や作りなどの個性
以上7項目を対象にし、研究をしているが、今のところ評価づけはしない。点数もつけない、
その多様性を楽しんでいる。昨日は②美術部門と①シンボルマーク部門で、素敵なトイレと出会った。
三軒茶屋のタコス料理店「ロスタコススアスーレス」」である。
メキシコに降り注ぐ太陽が 、住む人の意識に刷り込まれたような、色鮮やかな羊も、ドアに飾られた紫トウモロコシ、アスーレスも可愛らしい。
店主マルコさんの、小さな誇りが、トイレに満ちていて、なんとも微笑ましいのだな。