一年に一回のビストロ

食べ歩き ,

そのビストロは、一年間に一回だけ都内某所に出現する。
昨夜のメニューは、
キャロットラペ
ブーダンノワールとリンゴのピューレ
スープドポワソン
エスカルゴとアーモンドのフリカッセ、ガーリックのクリームソース
アンドゥイエット
サラダ・ニソワーズ
トリップ・ア・ラ・モード・ド・カン(カン風トリップの煮込み)
キャナール・ブレゼ・ソース・オー・オリーブ(シャラン鴨と緑オリーブのブレゼ)
ドーブ・ド・ブッフ(牛ほほ肉の煮込み)
イチジクのフランベ、リキュールドカカオ風味とバニラアイス
と、ビストロ料理の王道で、長く親しまれてきた料理である。
フランス料理好きなら、誰もが愛しているだろう。
しかし、どれも今まで食べてきた味わいとは違う。
どの皿も濃密でありながら重さはなく、実にエレガントであり、精妙な加熱と神経を注いだソースによる、官能美に輝いている。
もしこんな店があったら、週一で通うなあ。
詳しくは、別コラムを参照してください