料理とは、食べ物を食べやすくするためにある。
柔らかくする。消化をよくする。
人間が心地よいと思う食感にする。
人間が嫌う、味や香りをなくす。あるいは弱める。
こうして人間は、文化を高めてきた。
最近ケールのサラダというものが、あちこちのカフェで出されている。
健康にいいということでもてはやされている。
豊富な葉酸は、貧血対策となり、カルシウムとビタミンKは骨の健康維持となり、ルテインハメの健康維持となり、カリウムは、むくみ対策として効果があり、植物繊維も豊富で、含まれるビタミンACEは、アンチエイジングとなる。
しかしこの葉っぱ、苦いや固いで食べづらい。
それでもケールサラダとして出されると、なんか食べづらいなあと思いつつも、健康にいいからという理由で無理して食べる。
でも「BURN」の「ケールサラダは違った。
大竹さん無農薬ケールを使い 味も強く、香りも強く硬いため、細く切る。
そして柑橘のヴィネグレットソースと、スペアミント、生姜、ごぼう、ネギであえてあるのである
上にはクランチガーニッシュ、ヴィネグレットは、オリーブオイルだげだと香りが強いので、グレープシードオイルを混ぜ、オレンジとレモンのしぼり汁に、粒マスタードをとディジョンマスタードを混ぜたという。
これが実に美味しい。
毎朝食べたいほど、素晴らしい。
様々な食感や香り、複雑な酸味がいりまじって、飽くことがない。
さすが米澤シェフ。これが料理というものである。