昨日は麻布十番「ナポレオンフィッシュ」で「酸湯鍋」。
塩水で発酵させたトマト、貴州唐辛子、現地ではナマズながら、日本ではいいナマズが難しいゆえの嬉しいナポレオンフィッシュ、レモングラスのような木姜子を入れた鍋で、
そこへ塩酸菜という漬物をいれ、好みでにんにくと唐辛子を練った薬味を入れる。
おおこれだけで、リコピン、カプサイシン、魚のコラーゲン、酵素、アリシンと薬効あらたか。
しかし、その味は飲むほどに食べるほどに、あっちへ連れて行かれるたくましさがあって、ただのトマト鍋がばかばかしくなる魔力がある。
トマト味の向こうに広がるのが畑だけではないのだ。
山があり川があり森がある。そして妖艶がある。
魚を食べ終えたら、こんどはミント。大量のミントのしゃぶしゃぶ。
ミントの爽快がカーブを描いて迫りくる。
その後ハスの薄切り、春雨と続くが、わがままなおじさんは香菜を所望。
入れました。コーフンしました。止まりません。
食べ終わった汁をどうするの?と聞けば、本国では飲むことはする人もいますが。麺もご飯も入れませんという。
それじゃもったいないだろうとわがままおじさん立ち上がり、汁を少し減らすように指示。
リゾット風に炊き込んで、石焼きビビンバップ風にオコゲも作り、そこに上から刻んだミントと香菜どっさり。
ワハハ。ワハハ。
笑い止まりませんて。
麻布十番「ナポレオンフィッシュ」
食べ歩き ,