高級魚肉ソーセージである。
おそらく、魚肉ソーセージほど「高級」という言葉が似合わない食品もないだろう。
なにしろおなじみのニッスイ製が、約50円に対し、これは三倍の150円する.
なにしろ別選である。
なにしろ包装が、金と赤である.
きっと会社の企画会議で、「部長、究極のギョニソを作ってみるのはどうでしょう?」という意見が出され、「いいな、我が社の底力を見せてやろうじゃないか」と、部長共々燃えたのだろう。
「しなやかで歯ごたえのある食感に」と、書いてある。
このコピーは、矛盾しているように思うが、そんなことはどうでもいい。
とにかく久しぶりのギョニソに、コーフンした。
昔は、ギョニソにマヨネーズを搾り出し、さらに下品力を増して、よく食べたなあ。
剥いてみると、長いものの、色合いも太さも変わらない。
早速食べてみた。
うむ。普通のギョニソより品がある.
これでは、マヨネーズは合わないだろう.
優しいが、下品な食べ物に品があるとは、どういうことか。
こうして、複雑な心境のまま食べ終えた。