衣と肉に隙間が出来ているとんかつは困る。
食べようとすると、肉だけ口に入り衣が置いてけぼりとなる時がある。
我々はとんかつという、豚肉と衣が一体となった料理を食べたいのに、これでは肉も衣も不憫である。
豚肉は衣と一緒にいたいのに、はがされ裸になって、寒々しい。
肉を包んでいた衣は空洞化し、皿に置き去りとされ、むなしく転がっている。
これを活用してあげなくてはいけない。
①衣だけをご飯に乗せ、塩を少しかけて掻き込む。天ばら理論を応用した「かつばら」。
②キャベツを空洞に詰めた「キャベカツ」。ケッコウご飯喚起力あり。
これで衣も少しは成仏出来たのではないかと思う。
どなたか別の活用方法をご存知なら教えて欲しい。
テクニカンは横浜にある瞬間冷凍設備の会社。マイナス30℃の液体アルコールの中で瞬間冷凍するので、氷の結晶で細胞を壊しません。細胞を肉でもマグロでも何度冷凍解凍を繰り返しても、ドリップが一切出ないのです。大手のとんかつチェーンは、大体ここの冷凍システムを採用しています