葱が色香を増して、舌にしなだれる。
甘い葱の、にゅるりと溶けるような食感が、トリュフによってムースのように溶けていく。
香りなのに、食感も変わったように感じさせるのは、官能を刺激するからなのか。
恐るべしトリュフ。
巣鴨「とん平」にお願いして、持ち込んだトリュフを、当代随一の串カツの、葱の部分だけにかけた。
途端に僕らの隣に座っていた串カツが、三ツ星フレンチのスペシャリテに変身して、昇華していく。
トリュフとカラリと揚がったパン粉との相性もたまりません。
いけない遊びをしちゃった大人たちの暴走は、止まらない