荻窪「しゃも重」20年ぶり救済。
お母さんも息子さんも元気。ただし客はわれらのみ。救済急務。
店名はしゃもだが、出すのは鴨(以前は焼鳥もやっていた)。
この店独特の鴨すきは、鴨の脂身を溶かし、ネギを焼いたところへ
鴨の切り身を投入。
鴨を蒸し焼きにしていく。
色が変わったころあいで、もみじおろしを落としたおろし醤油で食べる。
シンプルでいて、うまい。何より箸が止まらない。
そして何より鴨の油にまみれ、くたくたになったネギのうまさと言ったら。
最後は鴨よりネギの取り合いになる。
そして鴨の命は脂と知る。
〆はうどんに雑炊だ。
荻窪「しゃも重」
食べ歩き ,