芯だけのピュアの味 2012.06.01 食べ歩き , 東京 , 豚 , フランス料理 Tweet 近年豚の地位は向上し、フレンチでも堂々と登場するようになった。 その真骨頂の一つが、白金「カンテサンス」の「芋豚のロースト」だ。 事前に塩をせず、四時間かけて焼き、焼き上がりにも塩をせずに切られた料理。 飛び出す肉汁は、口腔のどこにもひっかからず、優しい滋味がふわりと広がって、ほの甘い香り漂わせながら、甘い肉のジュースが喉元に落ちていく。 まさに豚肉の、淀みのない、芯だけのピュアの味である。