去年は散々熟成肉を食べました。
勉強も致しました。
京都まで行っちゃいました。
大変お世話になりました。
年初の「はなまる」や「知っとこ」では、今年流行るものの一つとして熟成肉を上げていましたね。
どうか一過性に終わりませんように。
間違った情報や熟成が横行しませんように。
ビジネスに利用されませんように。
との願いを込めて、1月3日、新宿「ブリッコラ」へ。
ほんとこの店、去年はよく来ました。
シキンボウをスパイスに漬け込んだ、カルーネサラータ。
よく食べました。
やばいです。
どんな清廉潔白、
解脱している人でも エッチな気分になっちゃうしろものです。
塩気とハーブ類の香気に熟成肉の深い香り加わり、充足感が津波のように押し寄せる。
さらに、添えられた山羊のフレッシュチーズ、
ボッコンチーニ・プーラ・カップラと合わせれば、
肉の鉄分とチーズの酸味が共鳴して、雄叫び上げる。
グリルも危険なものですが、煮込みも危ない。
以前食べたグラーシュは、香りの深みが底なし沼で、ずぶずぶと引きずりこまれる
感覚にはまっちまいました。
今回は豆類と煮こんだズッパ。
特有の深く、色っぽい熟成香が、スープの芳香と交じり合い、陶然。
豆の甘みと肉自体の熟成されたことによる優しいうまみが合わさり、噛む喜びも加わって、充実感が押し寄せる。
最後にグリルを噛みしめて
今年もついていきます、熟成肉。