流れ星と中華

食べ歩き , 日記 ,

昨晩、東京セレソンの舞台「流れ星」を見た。
笑いと涙。

昔の人が当たり前に持っていた人情が溢れていて、心に温もりが灯った。
見終わって、「ああ、あの人とあの人に見せたい」という思いが、次々に浮かび上がる。
音楽でも絵画でも、見終わった後に誰かに見てもらって共有したい。

そんな思いが素直に湧きあがるのは、素晴らしいソフトだ。
特にそれが家族や愛する人に思いが行くとなおいい。
そんな舞台だった。
すぐ帰る気にはなれず、近くの「蔡菜食堂」へ。

ご主人蔡さんは、バードランドで長く働いていた人。
切れのある味わいの前菜や肉の味が生きたスペアリブ、もみじでとった滋味溢れるスープと水餃子、絶妙な味わいの焼きそばなどを楽しみ、ワインと甕だし紹興酒をしたたか飲んだ。
三人でたらふく食べて飲んで13000円。安い。
外に出て見上げたら、一つだけ星を見つけた。

先ほどの舞台を思い出して、目頭が濡れた。
いい夜だなあ。