死角。

駅弁 ,

横濱ピラフ660円
死角だった。
崎陽軒の駅弁は全制覇したと思っていたが、これはまだ食べたことがなかった。
大人気シウマイ弁当の片隅で、横濱炒飯に隠れ、こっそりと咲く花である。
ふと思う。
シウマイ弁当や炒飯弁当より、これが断然好きだという人はいるのだろうか。
福岡先生によれば、いないと不自然であるから、必ずいるはずである。
その人は、誰にも言えず、ひっそりと買い続けているのだろうか。
あるいは公言してはばからないのだろうか?
僕は、前者の人が好きだなあ。
さてピラフ弁当だが、単に炒飯弁当のご飯部分をピラフに変えましたというのではなく、おかずにも配慮がある。
ポテトサラダとナポリタンという、洋食好きおじさんにはたまらない定番が入って、口直しは赤ピーマンピクルスときた。
それでは食べてみよう。
うむ。ピラフは意外に薄味で、おかずを受け止める。特に鳥唐揚げの後に掻き込むと、ちょうどいい。
また、所々固まっているので、最初にほぐしてから食べると、パラパラ感が出てよろしい
だが途中で味に飽きてくる。
そこでくぼみを少し作り、ナポリタンを入れピラフと混ぜて、ケチャップライスとしてみた。
ふふ、幼いチキンライスといった風情で、これもいいね。
ピラフに飽きたら、ケチャプ味、そしてピラフという繰り返しがいい。
ピラフとケチャップライスの往復書簡である。
次に肝心な部分を述べなくてはいけない。
「ピラフとシウマイは合うのか」問題である。
同問題は、「炒飯弁当」や炊き込みご飯を入れた「お弁当秋(他の季節もあり)」でも提起されている。
シウマイに醤油を垂らして食べる。すかさずピラフを食べる(辛子はついてこない)。
うむ、やはりピラフの塩気が受け止めん。
やはりこのシウマイには、無垢な白ご飯が良き伴侶である。
しかしここに辛子があったとしたら、どうだろう。
醤油をかけず、辛子だけをつけてピラフを掻き込むのである。
これは合うやもしれぬ。
今度人知れず、実験したいと思う。
最後にもう一つだけ問題を提起したい。
「箸はなく、先割れスプーンだけしかつかない」問題である。
ピラフを食べるにはいい。ナポリタンも唐揚げも、ポテサラも問題ない。
でもね、先割れスプーンで食べるシウマイは、少し寂しい。
味はおんなじだよ。でもね。
大事なシウマイを刺すのは心が痛むしスプーンで、すくうと、安定悪く食べにくい。
それに指先からシウマイの重量感が伝わらないではないでしょうが。。
痒いとこに手が届かないもどかしさに似て、少し悲しくなっちゃうんだ。
横濱ピラフ660円
ご飯 1おかず 1 価格2
箸0特記 郷土色か個性点1
総計7 点
ピラフ(玉ねぎ、エビ、マッシュルーム1シウマイ2ポテトサラダ 1鳥の唐揚げ1 パプリカのピクルス 1ナポリタン 1