水天宮「日本橋蠣殻町 すぎた」 様々な想いが込められているのだろう。 2021.12.30 食べ歩き , 東京 , すし Tweet 寿司板に握りを置くと、指はゆっくりと離れていった。 一瞬間があって、別れを惜しむように去っていく。 「どうぞ、お召し上がりください」。 「心を込めて、握らせてもらいました」 様々な想いが込められているのだろう。 いや 「お前、おいしく食べていただくんだぞ」と、我が子を送り出す、心境なのかもしれない。 それを知ってかカスゴは、喜びを膨らませているかのように、肌を薄橙色に染めて、かがやいていた。 「すぎた」にて。 表示を縮小