厄払いが終わってホテルに戻り朝食。
一時間仮眠して、松本に移動。
「野麦」でそばを食べるためだ。まずは一献。店主藤岡さんの奨めで蜂の子をいただく。今まで食べた蜂の子は佃煮で、甘辛すぎて自体の味は、ううむ、なんだかわからんという代物だったが、これは違う。
地蜂の子の殻を丁寧に取り、煎って軽く塩をしたものである。食べるとほの甘い。ナッツ香や海老の皮香のような香りがあって、いやあ実に日本酒に合うじゃありませんか。
聞けばキロ一万円もするとのこと。フォアグラ以上の高級食材なのである。えへん。
いい気分となったところでそばが登場。ズルズルッ、ズルズルッ。うーんいい。
やさしい甘みがあるそばで、ほんのりと草のような野趣の香りが漂って、わずかにわずかにえぐみが主張する。店主藤岡さんのお人柄のようなそばだ。
量もご覧の通り実にいい。姿もいい。
ごちそうさま。でも藤岡さんとは、まだまだ。これから五時間後にいいとこいくんだもんね。
近くのケーキ屋さん、MIYUKI堂の名物きんつばでも食べて、待ってまぁす